落語にはお馴染みの、気の強い女将さんとお人好しの亭主が営む道具やさん。
ある日この亭主が市場で薄汚い太鼓を仕入れて来た。
「こんなもん一銭の儲けにもならない!」
烈火の如く怒る女将さん。
だがちょうどその時、この店の前を通ったのは、時のお殿様!
太鼓の音色を聴いたお殿様は、、、。
実はこの太鼓はとんでもない代物だった。
そしてこの夫婦は?!
僕の一門を代表する噺です。いつもそのプレッシャーに押しつぶされて、 過去何回かチャレンジさせていただきましたが、いつも落ち込まされました。
師の伯楽曰く、
「この噺は安直な気持ちで演っては駄目だ! 俺達一門はこの噺を演るからには絶対に不出来は許されない! お前が演りたい気持ちは解る、、。 でもお前が真打ちになるまでは、教えてやる訳にはいかない。 お前の師匠として、この噺の一門が持つ意味や価値が解るまでな、。」
師匠、すみません。今本当に、その言葉が身に染みます。