とある小さな居酒屋。夫婦二人で慎ましく細々やっている。
ある日、閉店間近にやって来たのは、見た目醜い初老の男。
「酒を下さい。茶碗に半分で、。」 主はその通り酒を出した。
男はまた「もう半分、」 そしてまた「もう半分、」
結局男は泥酔して店を後にした。
しかし、この男はあってはならない忘れ物をこの店にしてしまった。
それは50両という大金!この金を巡って、居酒屋夫婦と老人は、。
今から10年くらい前に正雀師匠に習いました。
まあ決して後味のいい噺ではないですが、
人間の正直ないやらしさと正義感が交錯した感じが
いいと思います。