あだ名を「らくだ」という、ある長屋の嫌われ者。 傍若無人な振る舞いで町内で随分恨みをかっていた。
が、突然季節外れのフグを食べて、 その毒に当たり死んでしまった。
偶然そこに現れたのは、その らくだ の兄貴分。
この男がまた らくだ に輪を掛けた乱暴者。
らくだの死にかこつけて、 香典、酒、肴を算段してる所に運悪くそこを通り掛かったのは近所の屑屋。
屑屋は中に呼び込まれたが、ここから屑屋の悲劇が、。
「これまでの演目」のページを ご覧になってくださった皆さんは御存じだと思いますが、
僕が 「噺家になったからには、いつかは」 と、ずっと思い続けてた噺です。
師匠の伯楽から習ったのですが、 余りにも思い入れのある噺なので、 いろんな方の演じ方を参考にさせていただきました。
いつかは、 「らくだ」といえば、馬遊だよなぁ、
と皆さんに思って頂けるように 自分の中で磨き続けて行きたいと思ってます。