吉原遊廓での噺。
やっぱりどの時代にも、頭の切れる悪知恵の働く奴は居るもんで、。 この男、財布の中には一銭も無いのに吉原に来た。
一通り店をひやかしたあと、とある店の若い衆に声を掛けた。
「俺は金貸しのおじさんの使いでここに来た。 今は金が無いが、明日になればすぐそこの店から貸した金が戻ってくる。 今夜は遊ばせてくれないか?」
その店の若い衆は、 自分の為、店の為にと思い、この男を信用しあげたのだが、、。
そこはやっぱり落語でして、、。
今から16年前、 二つ目になってすぐ師匠伯楽に習いました。
聴きようによっては、騙された吉原の若い衆が可哀想ですが、
演り方によっては、騙す男、騙される若い衆の、 落語を土台とした中のユーモアの会話で、 おかしく楽しく聴いて貰えるかな? と思い演ってます。